SDN-IPメディア制作ネットワークと標準化、 AIMSその1

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世界中の放送局は、少ないリソースでより多くのコンテンツを制作する方法を模索しています。
IPベース制作ネットワークへの移行は、番組制作運用効率を確保するための時間を短縮する自然な方法として認識されています。

シリアル・デジタル・インターフェイス(SDI)は、長年標準規格として非圧縮ビデオとエンベデッドオーディオを施設内伝送および相互接続に使用されています。


それは、その規格に準拠した製品間の相互運用性を保証しています。
それはまた、放送局が自分のニーズに合った機器を多くの供給メーカーから自由に選択可能なことを意味しています。

IP技術が制作スタジオに入ってきても特定の供給メーカーだけに縛られることなくSDIと同じように採用の自由度を守るため業界標準化を進めることが重要です。
IP技術はスタジオやキャンパスそして遠隔地との境目を無くし、施設内での伝送技術と、遠隔地の制作現場とソース供給元を同一次元で扱える標準規格となるでしょう。


IP ネットワーク

IPスタジオ構築には、leaf-spine architecture;リーフ/スパイン・アーキテクチャー(葉/脊柱、この場合、葉/幹のような構造)が適していると考えます。最先端のデータセンターでは、拡張性と冗長性を提供するためにこのアーキテクチャーが多く用いられています。
基幹となるスパインEthernetスイッチが中央データ制御室などに設置された大容量Ethernetスイッチなのに対し、末端の葉にあたる小さなリーフEthernetスイッチはスタジオのコントロールルームなどに設置されます。Nevion社は、現在および将来のニーズに対応した相互運用性の実証の一環としてArista社, Cisco社製品を含む多くのCOTS (commercial off-the-shelf;既製品)イーサネットスイッチとの相互運用性の実証検証を行っています。


IP インターフェイス

私たちは、ビデオカメラやVTR/VDR、オーディオミキサーおよびモニタリング機器などの伝統的な放送スタジオ機器が急速にIPインターフェイスを装備してきている進化を見ています。
Nevion社は、現在IPインターフェイスを装備していない機器に標準規格に則ったIP接続を可能にする方法(メディアノード)を提供します。

このメディアノードは、圧縮(非圧縮も)または信号処理を含むIPネットワークに映像、音声およびデータ接続を可能にします。このIPインターフェイスは、既存設備の伝統的なSDIインターフェイスにとって代わるでしょう。相互運用性実証の一環として、Nevion社は、Grass ValleyカメラやMatroxプレイアウトサーバー、AJA、Elemental、Harmonicなどのエンコーダ間の相互運用検証を行っています。

同期とタイミング

オーディオとビデオの間と異なるソース間の同期は、映像番組制作には不可欠です。
またマスタークロック信号が異なるスタジオ設備間で共有することも重要です。

従来のSDIベースのシステムでは、同期情報をビデオ信号やブラックバースト、トライレベル同期信号を分配して運用していました。新しいIPベースシステム新たな手段が必要です。

業界では、IPネットワークで運用する同期に関してNABの相互運用性の一部としての規定されたSMPTE ST 2059標準がありTektronixのマスタクロックジェネレーターなどがあげられます。

Nevion社のVideolPath(ビデオ・アイ・パス)は、SDN(Software defined networking; ソフトウェア定義によるネットワーク環境)方式のIPベース・ビデオオーディオ制作ネットワークを構築するにあたり迅速で確実なオーケストレーション運用管理を提供する統合ツールです。

サービス・フルフィルメントおよびサービス保証
(サービス統合管理ツールとしての確実性)

VideolPathは、施設内部と各機器間のメディア接続をユーザーフレンドリーなGUI(グラフィックユーザーインターフェース)によりノードリンク生成およびスケジューリングすることができます。ユーザーは、WebベースのGUIまたは個別のハードウェアのコントロールパネルによる管理を選択することができます。

現在アクティブな接続サービスやスケジュールされている任意のサービスへの誤操作を防止し、すべての運用中のサービスをわかりやすく表示し管理することができます。また誤ったリソースを接続しようとした場合は、オペレータへ逐次警告を発報します。

監視およびSLAレポートの作成補助機能によって高いサービスレベルを提供できます。 また自動監視機能が全ネットワークを常時監視し障害が発生した場合には自動的に接続ルートを切り替えてサービスの継続性を確保します。


SDNによるメディア制作ネットワークとマルチベンダー相互運用

AIMS未来へのロードマップ
NAB2016展示会においてNevion社ブースで相互運用のデモに参加したベンダーは、VSF (Video Services Forum)の貢献者とAIMS (Alliance for IP Media Solutions)のメンバーです。

このアライアンスは、オープンポリシーに基づいて、IPへのロードマップを推し進め共同規格を開発することになりました。
ハイライトは、AIMSロードマップであり今後のメディアソリューションに関してのIP実装技術の指針になります。


SMPTE 2022-6

業界でこの最も広く実装されている標準は、相互運用性の基準としての継続的な使用と採用のために推奨されている規格です。 SMPTE2022-6のペイロード(実データ部)はSDIと同じであるため、ハイブリッドIP/ SDIシステムが効果的な方法だと考えました。

VSF TR-03:

これは標準規格としてのAIMSのロードマップ第三段階です。 TR-03は、IP上で圧縮されていないエレメンタリストリームのメディアオーバーIP伝送を勧告しています。 TR-03は、メディアタイプによるビデオ、オーディオ、メタデータやタイミングイベントに関して検討されています。 TR-03によれば、映像、音声およびメタデータは、それぞれ個別のIPストリームにパケット化されます。

VSF TR-04:

VSF TR-04は、別々のIPアドレス指定可能なオーディオストリームのためのエンベデッドオーディオAES67とビデオのための2つの既存の標準規格SMPTE2022-6を使用するための技術勧告です。
VSF TR-04おけるAES67は効果的であり従来のディスクリートオーディオと同等のものがIPベースとして動作します。これは、TR-04 がSMPTE2022-6と互換性のメリットとディスクリートオーディオの柔軟性の両方を必要とするシステムに理想的なソリューションになります。


SMPTEは現在、ライブプロダクションの為のIPネットワーク伝送、同期および個別のエッセンシャルストリームの取り扱いについて標準のセットを規定制定中です。
得られた基準は、VSF技術勧告TR-03及びTR-04に基づいたものになります。
このプロジェクトは2016年1月に承認され、文書番号がSMPTE2110として割り当てられています。

AIMSは、すべてのサプライヤーと放送局に開放されています。

 


Full Alliance Members
AIMSmainmembers


リンク:

SMPTElogo
SMPTE (Society of Motion Picture & Television Engineers)
https://www.smpte.org/

VSF Logo CLRonBLK

VSF (Video Services Forum)
http://www.videoservicesforum.org/index.shtml

aims logo 1

AIMS (Alliance for IP Media Solutions)
http://aimsalliance.org/

AESlogo01AES67
http://www.aes.org/